好きなアーティスト「羊毛とおはな」
"身体にすっと入ってくる。そんな音楽。"
カフェなどで時々流れてるイメージ。名前は知らないけど、どこかでこの声を聞いた事がある という方もいるのではないでしょうか。
初めて彼らの曲を聴いたのは、吉田恵輔監督の「さんかく」という映画でした。
この監督と映画についてはとても思い入れがあるので改めて記事にさせて頂きますが、そのエンディングで流れていたのが羊毛とおはなの「空が白くてさ」という曲でした。
映画自体はちょっとイタイ人達の三角関係を描いた作品なのですが、ラストシーンからこの楽曲が流れた時の余韻がなんとも印象的で。
私は映画をみたり音楽を聴いたときにその事しか考えられないほど夢中になる事があるのですが、この作品は映画と音楽のWパンチでやられました。
(ちなみに私はそのようなトランス状態を"作品に恋をする"と呼んでいます。なんか自分で言ってて気持ち悪いですね。)
当時は大学生だった私はYouTubeで何度もこの曲をリピートしていたのを覚えています。
その後徐々に聴くことは無くなっていったのですが、数年後にふと映画を観なおしたとき改めて羊毛とおはなの音楽の良さに惹かれて一枚のアルバムを購入しました。
このアルバムはタイトル通り羊毛とおはなの入門用として、結成10年を記念して作られたものです。
特に好きなのが冒頭の「晴れのち晴れ」、「空が白くてさ」そして「大きな木と小さな鳥」です。(YouTubeで見つからなかった為iTunesリンク貼っておきます)
このアルバムを聴いて、より羊毛とおはなの事を好きになったのですが、実はアルバムを買う少し前にVo.はなさんが亡くなっていたのです。それを知って大ショック。いや本当個人的にはマイケル・ジャクソンの時よりもショックでした。
体調不良を理由に活動を休止しており死因は乳癌だったのですが、羊毛とおはなの曲に悲しい雰囲気は合わないと、亡くなるまで病名の公表はしていなかった様です。
今でも毎年命日の4/8には羊毛とおはなの日と題して「空が白くてさ」の合唱が企画されています。
羊毛とおはなの曲はどの曲も大切な人と聴きたくなるような、そんな温かさに溢れています。
来年の4/8は是非、羊毛とおはなの曲を聴きながら過ごしてみませんか。
おわり